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今月のコラム(2020年11月)

こんにちは。マ・メゾンです。
もうカレンダーも薄っぺらくなってしまいましたね。
昔々、世界各地で独自に考案されたはず?の「こよみ」ですが、そのほとんどが、1年を12ヶ月としています。
地球上のどこからでも見える月の満ち欠けが、12回繰り返されると最初の季節にもどることに、それぞれが気付いたからなのですね。
満ち欠け1回分の期間を30日としてそれが1ヶ月に。
単位もそのまま「月」というわけで、英語の「month」も「moon」が語源です。

でも正確な満ち欠けの数は約12.37回。満ち欠けの期間は約29.5日。
太陰暦というこのやり方では、少しずつ季節とのずれが大きくなってしまうので、何年かに一度、閏月(うるうづき)というのを設けて1年が13ヶ月となる年もありました。
しかし年ごとに異なるずれの大きさや、いきなり入る閏月ではいかにも生活しにくそう。
そこで地球の公転周期(太陽年)を元に微調整する太陽暦の登場です。
記録に残る限り?この太陽暦を最も早く取り入れたのは、古代エジプト。
ナイル川に設置したナイロメーターという葦を使った水位計の観察や、全天でもっとも見かけが明るい星シリウスの動きを観測することで一年を365日と割り出しました。
これを従来使っていた太陰暦の30日で割って毎年きちんと12ヶ月に。
余りの5日は祭日としていたようですよ。

さて、現在私たちが使っている暦は「グレゴリオ暦」と言いますが、そのルーツは、紀元前8世紀ごろの古代ローマで使われていた「ロムルス歴」というもので、なんと10ヶ月しかなく、農業を休む真冬の2ヶ月分は月日なし!
1年の始まりは、種まきが行われる現在の3月にあたる月でした。
その後ヌマというローマ王が制定した「ヌマ歴」で、現在の1月と2月にあたる月が追加されました。
1年最後の月が2月ですから半端な残り日数があてがわれ、他の月より短くなってしまいました。
紀元前1世紀頃までには、年の初めも1月からになったようですが、2月が短いのは現在までずっと引き継がれています。

このヌマ暦、1年の日数が355日しかなく、閏月を入れて、季節と暦がずれないように調整していたのですが、様々な事情で閏月が正しく挿入されなかった年もあり、皇帝ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)の時代には、暦が季節に比べて2ヶ月以上も進んでしまっていました。
カエサルは、「今後このような混乱が起こらないように」と暦を改革。
平年を365日とし、4年に一度、1日多い閏年を入れる「ユリウス暦」を制定し、紀元前45年から導入しました。

その後、長い月日を経て暦と季節がまた合わなくなってきた16世紀。
1582年にローマ法王グレゴリウス13世によって、ユリウス暦から「グレゴリオ暦」への改暦が行われました。
この改暦で、閏年の入れ方も、ユリウス暦での4年に一度から、暦の1年の長さが実際の1年の長さにより近くなるよう、400年に97回という入れ方に変わりました。
つまり100で割り切れる場合は閏年とせず平年に、400で割り切れる場合は閏年とする、というやり方です。

月と太陽と地球の関係でできあがるこよみを、ひとの暮らしに合うよう長い年月をかけて改善してきた知恵の蓄積が現在私たちが使っているカレンダーなのですね。
そんな悠久の歴史に思いをはせながらの年送りの準備です。
まだまだ続くコロナ禍の折、お席の数など制限させて頂いております。
クリスマスや年末年始の集いのご予約はどうぞお早めに!

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