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今月のコラム(2024年7月)

 ラムネ色のような空になる七月がやってきました。和名で文月。七夕祭りがあり、短冊に願いを書き、夜風に書物をさらす風習もあったとか。
 七夕の伝説は中国から来たものと日本古来のものに大きくみると二つに分かれます。
中国のお話は天空で、天帝の娘は神様のために反物を織る織女という勤めをしていました。
織女と牽牛は結婚をするのですが、毎日遊んでばかりいて機織りはしない牛の世話をしない様子を見て天帝の怒りに触れます。引き離され嘆いている様子を見て、年に一度だけ会うことを許そうというのが、みなさんがよくご存知のお話でしょうか。
 日本の各地で伝説として残っているのが羽衣伝説や天人女房。羽衣をなくしてしまい天に帰れなくなった天女が人として男と結婚し、子どもを持ち、ある日羽衣を見つけて、本当の自分に気づく・・・。天に帰った天女を求め、男と子どもが天に探しに行く・・・というお話。どちらがなじみ深いかわかりませんが、もし片方しかご存知なかったらお話を探してみてください。
 そういうわけで、織姫と彦星、織女と牽牛、天女と男が年に一度だけ会える日ということで、七月の異称は「愛逢月(めであい月)」とも呼ばれます。ロマンティックですよね。

七夕は旧暦で行われる地域もあります。万葉集にはなんと130首以上の七夕を詠んだ歌があるそうです。

我が待ちし秋萩咲きぬ今だにもにほひに行かな彼方人に (柿本人麻呂)

待ち望んだ秋萩が咲いたので遠くに住むあの人に逢いにいきたい。恋焦がれる歌です。
この秋萩の花は、ハーブティにして飲むと飲み過ぎた時にも効き目があるようです。(笑)

おなじ時を重ねたい人たちとの大切なひと時にどうぞ当家をおつかいください。
お待ちしております。

当家

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